操体法には逆モーションという物がある。
痛い部分を痛い方向に更に動かすんじゃなく。
痛い方向の反対方向に動かす。
その際にはコツがある。
なるべく動きを全身でゆっくりと行なう。
痛い方向の反対が基本だから、ゆっくりと痛さの無い動きで全身を操る。
痛さの反対が気持ち良さだから。
痛みから反対方向に気持ち良さを操りながら全身で動く。
これはなかなか面白い。
首が痛い、その時には、廻らない方向には廻さない。
痛い方向の痛みが出る直前まで操る。
そこから反対方向に全身を操る。
単純な反対方向よりも、もしかしたら少し違った方向があるかもしれない。
痛みの反対方向が基本の道標。
身体に聞いてみると少しずれた方が良いかもしれない。
聞き分けは難しく考えないで良い。
間違ったら痛いから止めれば良い。
間違いに早めに気がつけばあんまり痛くないから大丈夫。
だから動きはゆっくりと行なう。
動きはなるべく全身を使えたほうが良い。
首が痛い時に他の部分が気持ち良く動いて伸びてゆく。
他の部分が多ければ全身が気持ち良く伸びる。
そうすると不思議と首の部分も気持ち良く伸びる。
身体の他の部分が気持ち良く伸びれば繋がってる首の部分も伸びる。
痛い事をしないでも首の部分は気持ち良さで伸びる。
全身が気持ち良く伸びれば、全身の歪みも正されてゆく。
全身を上手く操るには誰かに手伝ってもらえると良い。
安定が増すし、力の方向を感じやすくなる。
こんな感じなのかな。
逆モーションって。
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