2010年10月20日水曜日

目の養生と鍛錬。

人は身体を鍛えたりするし、休ませたりもする。
現代の生活では、目とか疲れやすい気がする。
遠くをあまり見ない、パソコンなどの人工的な光を映像を沢山見る。

目にあんまり良くない事を、日々やっていたりする。

目も身体だから、鍛えたり、養生したり出来る。

その知恵を僕は知っていたりする。

もちろん僕が考えたんじゃない。

悠久の昔に見つけて育まれた知恵を僕は知っている。

戦が日常に在った時代。

高い場所にヤグラを組んで、先に敵を見つける。
それが戦の、先を取る事に繋がる。
先を取る事は、戦の勝ちに繋がる。

刀の動きをいかに見るか。
そこに命のかかった時代。

目が命に関わった時代。
その時代には、目の鍛錬と養生が在った。

平和な時代にも、その知恵は沢山の貢献をする。

命がけの知恵は、大切に使って引き継いだ方が良い。

目をかすかに開いて、一点を見つめる。
ぼやけて見えない位に開いて、なるべく力は抜く。
そのままの状態で眼を開くようにする。

眼を見開く、この言葉の感じで眼を開くように。
あくまで瞼は閉じたまま。
ホンの少し開けて、眼を開いて良く見る。

段々ピントが合って見えて来る。
そうしたら、今度は普通に開くと、良く見えるようになるんです。

もうひとつ。
眼は2つで見る、だから、真ん中を意識すると良い。
ふたつの眼の上の真ん中辺り。

お釈迦様の額の点の辺りでも見る。
そんな気持ちで見ると、良く見えて来る。

これは鍛錬、だからやってるうちに身に付いてくるんです。

瞼を軽く閉じて、そのまま眼で見る。
実際には見えない状態で見る。
そのまま上下左右とゆっくりと見る。

身体は軽く、首の辺りは特に軽く。
これは眼の養生になります。

眼が潤う感じがします。

やり過ぎないで、味わうように、楽しむように。

気持ちの良い感覚が、味わえるようになって来ると、面白いんですよ。

眼は情報を手にする、感覚が身体の中でとても優れている。

だから眼を磨くと良いんです。

閉じた状態で眼を磨くと。

感が良くなったりもするんです。

それは戦の時代には、本当に求められた術なんです。

ウソか本当か、野次馬してみると良いんですよ。

僕は出来るようになって来ました。

これは凄く面白いんです。

2010年10月4日月曜日

そろそろ風邪の季節。

いつの間にか、暑い夏が終って、涼しくなってきました。
食中毒って実は夏場よりも、秋口の方が多いらしいです。
夏の疲れが出て来る頃、そして気が緩みがちな良い季節。

そんな時に注意すると良いらしいです。

武術ではこんな知恵が在ります。

舌を上の歯の付け根辺りに軽く触れておく。

そうして身体を緩める。

そうすると唾が出てくる舌の置き場が在る。

それが解かると便利ですよ。

舌で喉に栓をする感じで、喉が痛みにくい。

唾がいっぱい出ると、風邪の菌とか繁殖しにくくなる。

風邪の季節の前に、覚えておくと役に立ちます。

それで、もっと上手になると。

呼吸そのものが上手になってゆくんです。

力も歯を食いしばるよりも出るようになります。

これが武術の知恵です。

舌は内臓の筋肉と繋がっているんです。

だから舌の位置で、内臓が上手に動く。

身体の力が引き出されるんです。

いったい誰が発見したんだろう。

武術の知恵は素晴らしいのです。

素晴らしい宝物はみんなで分け合うと良いな、僕はそう感じてます。

sorosoro